赤ちゃんに母乳をあげていると立ちくらみなどの『貧血、めまい』に悩まされる事があります。授乳中という特殊な期間に起こる貧血、めまいの原因と治し方について解説します。
1. 授乳中の貧血、めまいの症状
まずは授乳中の貧血、めまいがどの様な症状なのか確認してみましょう。
1.1 自覚症状
立ちくらみ系
- 体がフワフワして定まらない
- 立ち上がると力が入らず倒れそうになる
- 目の前が暗くなったり耳が聞こえにくくなる
鬱系
- 気持ちの低下
- 心の不安定さ
- 睡眠障害
- 頭のぐらつき
- 疲れやすさ
- 集中力の低下
- 動悸
- 息切れ
一つでも当てはまれば貧血の可能性があります。
立ちくらみ系
主に『脳貧血』と呼ばれる部類の貧血の症状です。脳内が酸欠状態になり、視力、聴力が落ち、症状がひどいとブラックアウトして倒れてしまいます。貧血になった時に立ったまま倒れると顔に大怪我をする可能性もあり非常に危険な症状です。
鬱系
鉄分不足による貧血による症状は鬱の症状とそっくりになる場合があります。
主な症状は以下の通りです。
- 気持ちの低下
- 心の不安定さ
- 睡眠障害
- 頭のぐらつき
- 疲れやすさ
- 集中力の低下
- 動悸、息切れ
『産後うつ』と診断されたものが実は鉄分不足によるもので誤診だったというケースもあります。
通常、精神科では血液検査はしてもらえないので、鉄分不足で鬱になるケースは誤診になりやすいのです。鉄分を補給すればあっさり治るというケースも珍しくありません。
妊娠中・産後、自分はもしかして鬱なのか?という疑いが出た場合、鉄分不足を疑ってみてください。
1.2 潜伏型の症状
貧血、めまいには自覚症状が無い症状もあります。
1.2.1 授乳中のママの潜伏型症状
授乳中のママは出産時の出血により血が足りない状態から回復していなかったり、母乳に鉄分をもっていかれていたり、食生活の乱れから貧血になりやすい状態。鉄分が足りないと、母乳のみを栄養源として成長している赤ちゃんの発育にも当然ながら影響します。必要な栄養素が足りないため発育が遅れるなどの要因になります。
この様に、貧血、めまいはママが辛いだけでなく生まれてきた赤ちゃんにも重いリスクを与えてしまっています。出来るだけ早く治療していく必要があります。
2. 貧血、めまいの原因
貧血を治療する上で、なぜ貧血が起こるのかを理解しておきましょう。
2.1 貧血は血中の鉄分不足が原因で起こる
貧血の主たる原因は血液に含まれる『鉄分』が不足によりひきおこされます。
2.2 なぜ鉄分が不足するのか
では、なぜ授乳中していると鉄分が不足してしまうのでしょうか。授乳中による貧血は以下の流れで引き起こされます。
- 母乳は血液で出来ている
- 授乳で血液が出て行くので鉄分も同時に出て行く
- 鉄分は普段の食事から吸収しづらい
- 鉄分が不足して貧血、めまいが起こる
2.3 母乳は血液で出来ている
以外と知られていないのが『母乳は血液で出来ている』という事です。すでに母乳が出る様になったママは良く分かると思いますが母乳のにおいは『鉄のにおい』です。このにおいの元は血液と同じで、その正体は母乳に含まれる鉄分です。
2.4 授乳で血液が出て行くので鉄分も同時に出て行く
母乳の中には多くのミネラル成分が含まれています。その中の一つに鉄分が含まれています。この大量の鉄分はママの血液が材料になって生成されます。つまり、母乳を出すという事はママが血液を失っている事に近い働きがあるのです。この為、授乳中は普段よりたくさんの鉄分を摂取しなくてはならないのです。
2.5 鉄分は普段の食事から吸収しづらい
授乳中のママに鉄分補給が重要である事は広く知られています。産婦人科などでも鉄分は小まめに補給する様に指導されています。(私も指導を受けました)
この指導を受け鉄分をたくさん摂取しているのに何故か症状が改善されない事があります。それは鉄分の吸収効率的に原因があります。
鉄分には『ヘム鉄(動物性鉄分)』と『非ヘム鉄(植物性ヘム鉄)』の二種類があり吸収効率が違います。
たくさん摂取しているつもりでも吸収効率が悪いと最終的に身体に取り込める鉄分を増やす事が出来ないのです。
2.6 鉄分が不足して貧血、めまいが起こる
貧血は『身体の中から起こる酸欠』です。血液に含まれるヘモグロビンは酸素を身体中に運搬する役割があります。しかし、鉄分を原材料をする為、鉄分が不足すると血中のヘモグロビンも減少します。結果、身体中の酸素が足りなくなり酸欠状態になります。これが貧血の正体です。
3. 貧血、めまいの治し方
授乳中における貧血、めまいは辛いものです。治すにはどうしたら良いのでしょうか。
3.1 貧血治療は鉄分の補給が基本
貧血を治すためには鉄分の摂取が基本です。貧血を治すために必要になる鉄分摂取量は以下の通りです。
区分 | 鉄分摂取量 |
---|---|
20代成人女性(月経なし) | 5.0mg/日 |
20代成人女性(月経あり) | 8.5mg/日 |
20代妊娠中の女性(初期) | 7.0mg/日 |
20代妊娠中の女性(中期~末期) | 17.5mg/日 |
20代授乳中の女性 | 7.0mg/日 |
30代成人女性(月経なし) | 5.5mg/日 |
30代成人女性(月経あり) | 8.5mg/日 |
30代妊娠中の女性(初期) | 7.5mg/日 |
30代妊娠中の女性(中期~末期) | 18.0mg/日 |
30代授乳中の女性 | 7.5mg/日 |
※授乳中の女性が必要とする鉄分は授乳中の赤ちゃんの摂取量を含みます。
3.2 鉄分の種類
食事により摂取出来る鉄分には二種類あります。
種類 | 区分 | 吸収率 | 主な食品 |
---|---|---|---|
ヘム鉄 | 動物性鉄分 | 15~25% | レバー(牛・豚・鳥) 牛肉(赤身) かつお イワシ 鮭 赤身 |
非ヘム鉄 | 植物性食品 | 2~5% | ほうれん草 小松菜 ひじき 大豆 油揚げ |
数値だけを見ると動物性鉄分の吸収率が良く優秀に感じられると思います。しかし、動物性鉄分に偏った食事を続けると思わぬ副作用をもたらしてしまいます。
3.3 鉄分補給時に発生しやすい副作用
鉄分の補給だけを考えて食事をすると必ず問題になるのがカロリーや脂質の摂り過ぎです。
吸収効率が良いヘム鉄を見てみましょう。
- レバー(牛・豚・鳥)
- 牛肉(赤身)
- かつお
- イワシ
- 鮭
- 赤身
いかがでしょうか。ほとんどの食材が動物性の食材です。
動物性であるが故にカロリー、脂質が高いのが大きな特徴です。
鉄補給の副作用その1 肥満
鉄分が多い食材は非常にカロリーが高く妊娠中や出産後に摂り過ぎてしまうと太り過ぎの原因になってしまいます。
鉄補給の副作用その2 乳腺炎
吸収効率が良い食材は脂質も高めです。特に授乳中は脂肪を多く摂り過ぎると母乳が詰まってしまう乳腺炎にかかってしまいます。
3.5 効率的に摂取しないと効果が得られない
以上より鉄分を摂取する為には効率を考えて摂取しないと副作用を引き起こしてしまうことが分かりました。
副作用を避けて鉄分を摂取するためには以下を実践する必要があります。
3.6 貧血治療で実践すべき事
- 吸収効率を考えて鉄分補給を行う
- カロリーを摂り過ぎない様に気をつける
- 脂質を摂り過ぎない様に気をつける
では、この3つを満たして効率よく貧血を治療するにはどうすれば良いでしょうか。
4. おすすめの鉄分補給法
4.1 食事+補食という考え方
通常の食事だけで必要な鉄分を補給しようとするとすぐにカロリーや脂質がオーバーしてしまいます。
そこで、普段の食事に『補食』を加えるのです。
私は鉄分の補食として非常に優秀な『たんぽぽ茶』を使用しました。
このたんぽぽ茶は鉄分の他、ビタミンC、カルシウム、水分を同時に補給する事が出来、授乳中のママに驚くほどマッチした飲み物です。
実際、私は授乳期間中に貧血になってしまったのですが、たんぽぽ茶を補食にして貧血を克服することができました。
その時の驚くべき効果をご紹介します。
4.2 私が授乳時になった貧血症状
赤ちゃんを産んでから自宅に戻り1週間ほど経った頃から貧血の症状が出始めました。初めは立ちくらみ程度だったのですが、次第に症状がひどくなり座っているだけでフラフラする様になってしまいました。
4.3 病院にかかる
産婦人科で赤ちゃんの定期診断と共に私の症状も診てもらうと『貧血』との診断でした。原因は鉄分の摂取不足だろうと言われました。
お医者様からは治療のための鉄分の錠剤と胃薬を渡されました。鉄分の錠剤は間違いなく効くのですが、成分が強すぎる為、胃の粘膜壊してしまう恐れがあります。その為、胃を保護する為の胃薬も一緒に飲まなければならないのです。
私の場合、胃薬を飲んでいても胃が痛くなってしまい、結局鉄分の錠剤は出された半分程で飲むのをやめてしまいました。
4.4 食事改善後を試みるもカロリー、脂質オーバー
鉄分の錠剤に頼れない以上、食事で何とかするしかないと考えた私は鉄分を豊富に取るように心がけました。
しかし、鉄分が豊富な食事はカロリー、脂質が非常に多いのです。主に摂取していたレバーや卵といった食事は、鉄分が取れる反面、同時に摂取するカロリー、脂質が多く簡単に副作用を引き起こしてしまいました。
鉄分摂取が不適切な状態で起きる副作用には以下が有ります。
- 肥満
- 乳腺炎
なんと、私はこの2つの症状どちらも引き起こしてします結果となりました。
肥満
鉄分を多く含む食事はカロリーも多めです。私は手っ取り早く鉄分を取ろうとして吸収効率の良いヘム鉄を取るため頻繁にレバーや赤身の牛肉を摂取していました。その結果、なんと体重は退院後1ヶ月で5kgも増加してしまいました。もちろん産婦人科の先生には太り過ぎ!と大目玉を食らってしまいました・・・。
乳腺炎
肥満より辛かったのが実はこの乳腺炎です。乳腺炎はおっぱいが脂肪で詰まってしまい、中の母乳が腐る事で炎症を引き起こします。一度炎症が発生するとおっぱいが熱を持ち腫れて強く痛みます。しかも治療するためには古くなった母乳を絞り出さねばならず、腫れて痛いおっぱいを更に絞るという苦行を行わなければなりません。
この様に、例え貧血症状が出ているからといってカロリー、脂質のオーバーは副作用を引き起こすため、厳禁なのです。
この時期は解決策が見いだせずとても辛い時期でした。
4.5 たんぽぽ茶の存在を教えてもらう
そんな中、知り合いのママ友さんから『たんぽぽ茶が良いよ!』という話を聞き、藁にもすがる思いで試してみる事にしました。
4.6 食事+補食(たんぽぽ茶)に切り替える
ママ友さんが紹介してくれた『たんぽぽ茶』はその名の通り茶葉がたんぽぽから作られており、貧血治療に必要な鉄分が含まれている他、母乳に関する様々な問題を解決してくれる、授乳中のママにうってつけの飲み物だというのです。
ただ、たんぽぽ茶だけで必要な栄養をすべてまかなえる訳ではないので通常の食事+補食(たんぽぽ茶)として使うのが良いと教えてもらいました。
4.7 補食とは?
補色とは普段の食事で摂取が不足してしまう栄養を補給する為の特別な食事です。たんぽぽ茶を補食にするには普段のお茶と差し替えるだけのとってもお手軽な対応でOKです。たんぽぽ茶はホットでもアイスでも飲めるので夏場でも冬場でも使いやすいのも特徴です。
こうして、普段の食事に普段から飲むお茶をたんぽぽ茶にするだけという超お手軽な対応を行った私ですが、効果はどうだったのでしょうか?
4.8 あっさり貧血が改善
なんと普段のお茶をたんぽぽ茶にするだけという超お手軽な対応だったにも関わらすたんぽぽ茶の効果は抜群でした!!
飲み始めてから1週間ほど経って全く貧血でフラっとする症状が無くなっている事に気がついたのです!
4.9 カロリー、脂質も制限内
今まで鉄分補給だけを見て吸収効率の良いヘム鉄(動物性鉄分)を摂取しようとレバーや赤身の肉ばかりを食べていましたが、それではカロリーや脂質がオーバーしてしまいました。そこで、吸収効率は落ちるものの、非ヘム鉄を含む食事も視野に入れ、全体的な栄養が取れる普通の食事に切り替えました。
私の食生活の乱れはバランスのとれていない食生活が問題でした。
そこで、食生活を見直すことにしました。
以下の表は私がこれまで行ってきた食生活と、今回取り入れた『栄養バランスを考え、たんぽぽ茶の補食を追加した食事』です。
食事 | 食事 | 食事例 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
普段の食事 | 鉄分を気にしない食事 |
| 好きなものが食べられる | 貧血になった |
鉄分効率中心の食事 | ヘム鉄中心の食事 | レバニラ | 貧血が治った! | 肥満になった 乳腺炎になった |
栄養バランス中心 + たんぽぽ茶補食 | 非ヘム鉄中心の食事 | ほうれん草のおひたし 小松菜の煮付け ひじき 納豆 油揚げのお味噌汁 たんぽぽ茶 | 貧血が治った! 肥満も治った! 乳腺炎も治った! | 無し! |
こうする事で不要なカロリーや脂質をカットする事が出来ますので太り過ぎや乳腺炎などからママの身体を守る事が出来たのです。
食生活が栄養バランス全体を考えて作ることができるので栄養不足になることがありません。
更に、たんぽぽ茶で不足しがちだった鉄分を補うことが出来たので『貧血』、『肥満』、『乳腺炎』と言ったトラブルの全てを克服することが出来たのです!
5. 貧血の影響は大きい!貧血に悩んでいるのなら今すぐ試してみよう!
授乳期間は短くても1年半程かかります。その間、ずっと鉄分の錠剤と胃薬を飲むのは中々大変です。都度病院にも通わねばならないので休まる暇がありません。
鉄分が不足するとママの体に貧血が起こります。授乳時の栄養はすべて母乳から赤ちゃんに提供されます。そして行き着く先は赤ちゃんの発育不良です。
鉄分不足によりママが貧血になりやすいだけでなく赤ちゃんも鉄分が不足して貧血になりやすくなってしまうのです。
6. 授乳中の貧血・めまいとたんぽぽ茶の効果まとめ
では、貧血・めまいとたんぽぽ茶の効果についてまとめます。
授乳中の貧血・めまい症状
- 立ちくらみ
- 鬱
貧血・めまいの原因
- 鉄分不足
- 授乳による鉄分大量消費
- 鉄分の効率的な吸収は難しい
貧血・めまいの治し方
- 食生活の改善
- 錠剤
- たんぽぽ茶
治し方の副作用
- 食生活の改善
肥満、乳腺炎になりやすい - 錠剤
胃が荒れやすい - たんぽぽ茶
特に副作用なし
貧血・めまいの危険性
- 貧血・めまいで転倒し大怪我する
- 赤ちゃんの発育不良
赤ちゃんの発育は待ってくれない!貧血・めまいの症状が出ていればすぐに対策を!
ママの体や赤ちゃんの発育に影響を及ぼさないためには、早めの貧血の早めの治療が不可欠です。
貧血で倒れてしまったり赤ちゃんの発育不良が発生してしまうと取り返しがつかなくなることも有ります。
鉄分不足の治療は早めが肝心です!
私も行ったたんぽぽ茶の補食を是非参考にして貧血を治療してあげて下さい。
ティーライフさんなら送料無料で、30日間返品制度もあります。
もし、口に合わなかったり効果が全く出なければ返品ができるので気軽に試すことができるのです。
鉄分不足による赤ちゃんの発育への影響は日々蓄積されていってしまいます。
あなたに貧血・めまいの症状が出ているのであれば、是非すぐに対策を行って下さい。
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