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本当は恐ろしい乳腺炎の影響と3つの根本的な治療方法

      2015/08/30

乳腺炎という病気をご存知でしょうか。
乳腺炎はその名の通り、おっぱいが炎症を起こしてしまう病気です。
 
 
出産を経験したママの多くはその名前を聞いたことがあると思います。
それ程に有名でかかりやすい症状の一つなのです。
 
しかし、その多くが、乳腺炎にかかったからといって大事に至る事はないという誤った認識が占めています。
 
乳腺炎には、ママの身体も、赤ちゃんの成長も脅かす可能性がある恐ろしい病気なのです!
今回は、そんな乳腺炎の症状、影響、原因、そして治し方についてご紹介します。
 
特に治し方については病院で良く指導されるおっぱいマッサージだけでは乳腺炎を本当の意味で治すことはできません。
私の実体験から導き出した乳腺炎を根本から解決する正しい治し方について解説します。
是非参考にしてみてください。
 
 

1.乳腺炎の症状、影響

 

1.1 乳腺炎の症状

 
乳腺炎にかかった場合の主な症状は以下の通りです。
 
  • おっぱいに触れる、または振動が加わると痛みが出る
  • おっぱいにしこりがでる
  • 母乳の味が悪くなる
  • 母乳の色が白ではなくなり黄色に近くなる
  • 母乳がさらさらではなくなり粘り気でる
自覚症状として乳房の痛みが最も気づきやすい症状と言えます。
しかしながら痛みが出ている時点で既に赤ちゃんへの影響も始まっているのです。
 
では、乳腺炎にかかると具体的に赤ちゃんへどのような影響が出ているのでしょうか。
実は赤ちゃんの成長にも関係する影響が出てきます。
次の章で詳しく説明します。
 
 

1.2 乳腺炎の影響

 
乳腺で一番困るのはなんといってもその痛みです。
ひどくなると服の締め付けや歩く振動ですら痛む場合があり日常生活に大きく支障をきたします。
 
しかし、その痛みに隠れて乳腺炎が赤ちゃんに与える恐ろしい影響があるのです。
それは、「おっぱいの味が劣化することにより赤ちゃんがおっぱい嫌いになる事」です。
 
あまり知られていませんが、乳腺炎になるとおっぱいの味が劣化します。
おっぱいの中で炎症が起こっているため、それに伴って生産される母乳の質が落ちて味が悪くなるのです。
 
赤ちゃんは敏感にそれを感じとって、『マズイおっぱいは飲みたくない!!』と、そっぽを向いてしまうこともあります。
ママ自身が乳腺炎になりかけていることに気付いていなくても、母乳を飲む赤ちゃんには分かってしまいます。
急に母乳を飲んでくれないくなった赤ちゃんを見て、自覚症状のないママはなんとか母乳を飲ませようとしますが
美味しくない母乳を無理やり飲まされると赤ちゃんは次第に母乳が嫌いになっていきます。そして、最終的には授乳自体を嫌がる様になってしまいます。
離乳食をはじめられる月齢に達している赤ちゃんなら問題ありませんが
授乳だけに頼る半年までの赤ちゃんは要注意です。
あまり長く母乳が飲めないと栄養が足りず成長を阻害してしまう恐れがあるからです。
 
この様に、乳腺炎にはつらい痛みと赤ちゃんの生育を阻害してしまう影響があることが解りました。
では、乳腺炎の直接的な原因はなんなのでしょうか。
 
 

2. 乳腺炎の原因

 
乳腺炎の主な原因は、生産されてから長時間乳房の中で貯め置かれた母乳が古くなり
そこから細菌感染をする事で乳腺が炎症を起こし発生するのです。
乳房の中で母乳が長時間貯め置かれる直接的な原因には以下の様なものがあります。
 

2.1 赤ちゃんがおっぱいを沢山吸う力がない

おっぱいは赤ちゃんを育てるもっとも生理的にかなったやり方ではありますが、赤ちゃんがおっぱいを吸うには
それなりの力が必要になります。特に生まれたての赤ちゃんはお腹を満たす前に力尽きて寝てしまう事がよくあります。
その場合、飲み残しの母乳がママの乳房にたくさん取り残され、乳腺炎が発生しやすくなります。
 

2.2 お母さんのおっぱいが母乳を残してしまいやすい形状をしている

乳房の形は一人一人違います。乳房の外側で特に下側の垂れた部分には母乳が残ってしまいやすいのです。
全て飲んでくれたと思っていても乳房の中では母乳が残っており、長期間蓄積されたままになることで乳腺炎を発症する原因となります。
 

2.3 片方のおっぱいに偏って授乳している

母乳をあげる際に片方のおっぱいだけ多く、または片方だけしかあげていない場合
あげていない方のおっぱいには大量の母乳が残っていることになります。
残った母乳が劣化することで乳腺炎を発症します。
 

2.4 添い乳をしている

赤ちゃんの隣に寝そべり、授乳しながら寝かしつけができる添い乳は体制も楽で母乳育児中のママは一度はやったことがあるのではないでしょうか。
しかし、添い乳には楽ちんというメリット以外にも多くのデメリットがあります。
その中の一つが、母乳の飲み残しが多くなるというものがあります。
添い乳の場合、ママの身体も横たわっているので母乳が乳房内に残ってしまいやすく赤ちゃんが全ての母乳を吸うことが出来なくなります。
この為、しっかり授乳して母乳が出ていると感じても、実は少量が乳房内に留まり、そこから乳腺炎になってしまうのです。
 

2.5 授乳間隔が一定ではない

母乳の出が良く赤ちゃんのお腹が満たされていて、まとめて睡眠をとってくれるような場合は要注意です。
特に夜間にぐっすり寝てくれるなら、ママもゆっくり睡眠がとれるので楽ではあるのですが授乳の間隔が開きすぎると乳房の中で 母乳の劣化が始まってしまいます。
 

2.6 母乳が美味しくないので赤ちゃんが全て飲んでくれない

赤ちゃんは母乳の味に敏感です。伊達に母乳ばかり飲んでいません。母乳ソムリエなのです!
そんな母乳ソムリエの赤ちゃんはママの母乳が不味くなった事を敏感に察知します。
そして、次第に母乳をしっかりと飲んでくれなくなります。お腹いっぱいになっていなくても味が嫌で
飲むことをやめてしまうのでおっぱいに母乳が残ったままの状態になります。
これが乳腺炎のもとになってしまうのです。
 

3. 乳腺炎の治し方

 
では、どうすれば辛い乳腺炎を克服することが出来るのでしょうか。
症状別の治し方を見ていきましょう。
 

3.1 余ってしまうおっぱいは絞って出し切ってしまう

次のような場合、余ったおっぱいを自分で絞ってしまう事で乳腺炎を治療、防止することが出来ます。
 
  • 赤ちゃんがおっぱいを沢山吸う力がない場合
  • おっぱいが母乳を残してしまいやすい形状の場合
  • 片方のおっぱいだけしか赤ちゃんが母乳を飲んでくれなかった場合
  • 授乳間隔が大きくあいても赤ちゃんがおっぱいをほしがらない場合
 
どうしても古い母乳がおっぱいの中に残ってしまう場合には自分でおっぱいを絞り、古い母乳を出し切ってしまう事が重要です。
やり方はとても簡単。お風呂場や洗面台でおっぱいを絞るだけです。
なお、授乳間隔があいているだけならば、起きてから飲ませる必要があるのですべて絞りきらず
起きる時間に合わせて少量ずつ絞ると良いでしょう。
 
 

3.2 添い乳はやめて抱っこ授乳に戻す

 
ママの身体が疲れてくるとわずかでも楽な体制で授乳したいと思うかも知れません。
しかし、添い乳はその瞬間は楽でも結果としてデメリットを抱えており、余計に大変を招いてしまう事が多いのです。
添い乳はやめてしっかり体を起こした状態で授乳しましょう。
 
添い乳の詳しいデメリットは『添い乳は危険?3つのメリットと8つのデメリット』で紹介しています。
 
 
 

3.3 不味い母乳の改善方法

 
乳腺炎になる前からおっぱいが不味い場合は、おっぱいマッサージを行っても母乳の味は改善されないのです。
根本的な乳腺炎の解決にはおっぱいが不味くなっている元を絶たねばならないのです。
その詳しい方法をお教えします。
 
不味い母乳はおっぱいソムリエである赤ちゃんには、そう簡単に飲み干してもらえず乳房の中で残り乳腺炎を起こす原因になってしまいます。
ぜひとも改善しておきたいところですが、母乳が不味くなる原因はいったい何なのでしょうか。
 
実は主な原因はママの食事にあるんです。
授乳期にママが摂取してしまうと母乳が不味くなるものがあるのです。
具体的には以下の様なものが該当します。
 
ママが食べると母乳が不味くなる食事
  • 油っこいもの
  • 刺激物
  • 甘いもの
  • アレルギーの出やすい食べ物(牛乳・小麦・卵など)?
これらを食べ過ぎると母乳の味が格段に落ち、赤ちゃんの飲みが悪くなってしまうのです。
 
良いおっぱいを出すには、主食は米、そして魚・野菜・海藻といった食材で和食をいただきましょう。
おすすめはご飯&豚汁!もしくは豚汁なみに具だくさんの味噌汁です。
野菜も肉もたっぷり入って栄養満点、汁で適度に水分も補給できるので、大鍋にたっぷり作っておけば忙しくても温めるだけで食べられますよ。
 
でも・・・毎日ご飯と豚汁で過ごすわけにもいきませんし、産後は普段の家事に加えて赤ちゃんのお世話も増えています。
そんな中で食事作りばかりに時間をさけない!
育児で疲れていてごはんは適当になってしまうのも仕方がない状況です。
 
私も産後直後はご飯も育児も家事も頑張ってこなしていたのですが
しだいに夜泣きが多くなるにつれ身体に疲労が蓄積され、自分の事が後回しになってきました。
そして、食事がおざなりになって適当な食事を続けた結果、赤ちゃんがおっぱいを飲ませようとすると嫌がって暴れるようになってしまいました。
赤ちゃんが母乳を飲んでくれないのでおっぱいには母乳がたまる一方なのですが
身体が疲れてしまっているのでおっぱいマッサージで絞ることも億劫になりついには乳腺炎にかかってしまいました。
 
不味いおっぱいを改善するには食生活を正すことが正解なのは間違いありません。
しかし、それを実践することは簡単ではないのです。
これも私の実体験から明らかです。誰しもが子育てしながら完璧な食事を作れるわけではないのです。
 
そんな中、日々ぼろぼろになっていく私を見かねてママ友の一人が教えてくれた「母乳育児に効果的なアイテム」というものを試し
結果、それが大当たりで一気に乳腺炎を含む母乳トラブルを解決してくれました。
 
食生活を完璧に正す自信がない方は、是非「母乳育児に効果的なアイテム」についても参考にしてみてください。
 
 
 

本当は恐ろしい乳腺炎の影響と3つの根本的な治療方法 まとめ

 
乳腺炎の症状
 
  • おっぱいに触れる、または振動が加わると痛みが出る
  • おっぱいにしこりがでる
  • 母乳の味が悪くなる
  • 母乳の色が白ではなくなり黄色に近くなる
  • 母乳がさらさらではなくなり粘り気でる
乳腺炎の影響
  • おっぱいが痛い
  • 赤ちゃんが母乳を嫌がるようになる
 
乳腺炎の原因
  • 赤ちゃんがおっぱいを沢山吸う力がない
  • お母さんのおっぱいが母乳を残してしまいやすい形状をしている
  • 片方のおっぱいに偏って授乳している
  • 添い乳をしている
  • 授乳間隔が一定ではない
 
乳腺炎の治し方
  • 余ってしまうおっぱいは絞って出し切ってしまう
  • 添い乳はやめて抱っこ授乳に戻す
  • 不味い母乳を改善する
    方法1:母乳に良い食事を心がける
    方法2:「母乳育児に効果的なアイテム」で手軽に改善する

     
 
 
 
 

 - Q&A おっぱいトラブル、授乳の悩み

             

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