1. 乳児湿疹の症状と原因
赤ちゃんの肌が荒れてしまうと痛々しく、見ているママも悲しい気持ちになってしまいますよね。
赤ちゃんの肌が荒れる事は非常に良く有ることで、どの赤ちゃんも程度の大小はあれど経験するものです。
しかし、そんな良くある赤ちゃんの肌荒れも治療方法を誤ると深刻な症状を引き起こすこともあります。
更に、早く治してあげたい一心で皮膚科に通っても、また直ぐにぶり返してしまう事はありませんか?
実は病院で指導される対処方法や処方される薬では乳児湿疹の根本治療にはならないのです。
この記事で病院では教えてくれない赤ちゃんの肌を常にツルツルに保つための裏ワザを紹介します。
あなたの赤ちゃんに乳児湿疹が出てしまったら、この記事をよく読んで適切な治療法でしっかり対応してあげてくださいね
1.1 乳児に起こる湿疹の症状
- カサカサ肌
症状が起きた場所が乾燥した状態になり、皮膚が硬質化します。悪化してくると鱗の様に剥がれます。
めくれてきた場所が服などに引っかかることで正常な皮膚までめくれてしまうため、時に強い痛みを伴います。 - ジュクジュク肌
患部が湿り気を帯びて、強く周辺を押すと汁が出ます。
服などが擦れると痛みを伴うことが多く、可動部位(ひざ裏や腕の間接)などに出来てしまうと動くたびに痛みが走ります。 - ベタベタ肌
粘り気のある汁が患部から出ます。汁が乾燥するとかさぶたのように患部の上で留まりますが
かさぶたの様にしっかり固定されず動いてしまうため、患部と擦れて痛みがでます。
1.2 乳児に起こる湿疹の分類と原因、一般的な治し方
一般的には以下の通り、2つの原因が特定できる代表的な湿疹には名前があり
それ以外はすべて一括して乳児湿疹と呼ばれているのです。
- 乳児脂漏性
- アトピー性皮膚炎
- 乳児湿疹
なお、初めにかいておきますが、これからご紹介する一般的な治し方では残念ながら症状を抑える事は出来ても、常に赤ちゃんの肌をツルツルに保つのは難しいです。
あなたがもし、赤ちゃんの肌を真剣にツルツルに保ちたいと考えているのであれば、必ず病院では教えてくれない裏ワザまで確認してください。
1.2.1 乳児脂漏性湿疹
生後4か月頃までによく見られる湿疹です。
- 皮膚が赤くなる
- ジクジクして汁が出る
- カサカサして剥がれてくる
原因
胎内でママからもらった女性ホルモンが原因で皮膚から分泌される皮脂の量が多くなり皮膚表面が汚れることにより発生します。
女性ホルモンの排出は通常生後4か月ほど続くため、その期間は症状が続きます。
一般的な治療方法
原因となる女性ホルモンは、通常4か月程度ですべて排出されますが
逆に考えると4か月は原因物質を取り除くことはできません。
対処療法として発生している炎症が悪化しないように努める事が最大限できることだと考えてください。
一日一度はお風呂に入れ、患部の汚れを優しく洗い流します。
病院では教えてくれない裏ワザ
患部の汚れを洗う事までは病院や参院でも教えてくれますが
洗う際に使用する石鹸に秘密があります。
多くのママはベビー石鹸で洗っていると思いますが、実は標準のベビー石鹸では炎症を起こした肌には刺激が強すぎるのです。
炎症を起こした肌にも優しい石鹸がありますので、これを使うと余計な刺激を避けることが出来ます。
刺激を減らすと、炎症がそれ以上広まらず、赤ちゃん自身の治癒力を最大限使って皮膚を治すことが出来ます。
効果の高い低刺激石鹸は以下のアトピタシリーズがおすすめです。
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アトピタ ベビーローション乳液 120ml[アトピタ ベビーローション]
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アトピタ ベビークリーム 60g[アトピタ ベビークリーム]
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お風呂ではアトピタベビー石鹸で全身を洗ってあげてください。
お風呂上がりにアトピタベビーローション、アトピタベビークリームの順に、これもまた全身に塗ってあげてください。
なお、お風呂上りは急速に水分が蒸発し肌が乾燥してしまいますので、お風呂上りはすぐにアトピタベビーローション、アトピタベビークリームを塗ってあげてください。
1.2.2 アトピー性皮膚炎の原因と一般的な治し方
症状
アトピー性皮膚炎を発症すると以下のような症状が出ます。
- 皮膚が赤くなる
- ジクジクして汁が出る
- カサカサして剥がれてくる
- 赤いプツプツした突起物ができる
- 皮膚が固くなり、乾燥すると割れることがある
上下の乳児脂漏性湿疹と乳児湿疹と見比べてもらうとわかると思いますが
症状はほとんど同じで違いが少ないのです。
この為、素人がアトピー性皮膚炎を見極めるのは非常に難しいのです。
原因
アトピー性皮膚炎の原因は、遺伝的に体内に存在する抗体が何らかの物質に過剰反応することにより発生するアレルギー症状の一つだと考えられています。
考えられている、という表現を使ったのは、現代医学ではまだ詳細な原因を特定することが出来ておらず、統計的に見てそうであろう、という見解に留まっているためです。
一般的な治し方
原因で述べたようにアトピー性皮膚炎の原因特定は非常に困難であり元を絶つ治療はできません。
しかし、発生する症状に対する対処療法を適切に行うことで日常生活に支障をきたさないレベルまで回復させることができます。
具体的には、症状が重い部位に対してステロイド剤を中心とする塗り薬を塗布して症状を起こしている組織を一気に修復させます。
症状が強く、寝ている間に掻き壊してしまうようであれば、かゆみ止めの内服薬を併用します。
薬が中心の治療になりますので医療機関の受診が必須となります。
病院では教えてくれない裏ワザ
アトピー性皮膚炎の治療にはステロイド剤の使用は避けられません。
原因が不明である以上、自然に原因が解消される事を待っていてはいつまで経っても治らない可能性もあります。
また、ステロイド剤は一般的な知名度があり、さらに悪いことに副作用ばかりが認知されているため
処方され使用することに懸念を示すケースが多くなっています。
しかし、ほとんどの薬には副作用があり、使用用途を誤ると症状を悪化させたり異なる症状を引き起こす要因になりえるのです。
ステロイド剤が危険である、という強迫観念を克服し、正しくアトピー性皮膚炎を鎮める為の病院では教えてくれない裏ワザは「医師と治療プランを相談すること」です。
病院では教えてくれないのに「医師と相談する」とはどういう事なのでしょうか。
一般的に皮膚科の医師は症状を確認後、治療に必要な薬剤、日常の諸注意を決定し患者にそれを伝えます。
薬剤がステロイド剤である場合は、ステロイド剤の簡単な説明を行うことがありますが、求められない限りはあまり長時間をかけて行うことはありません。
皮膚科は受診患者が多い部類の病院であり、順番待ちをしている患者が多い為、最低限必要な診察で済ませなければならないのは仕方のない事ではあります。
しかし、そこでステロイド剤の副作用に関する認識が受診患者の中で「危険なもの」から「使用しても良いもの」に変わらないとせっかく処方された薬を怖がって使用せずいつまで経っても症状が緩和しないといった状態になります。
皮膚の炎症治療において、症状が重い場合掻き壊してしまったりして症状が重篤化する場合が多い為、一気に改善させる事が非常に重要なのです。
医師からステロイドを処方された時は、医師がその必要があると判断されった時ですので、きちんと処方された通りに使用する必要があります。
昨今は受診者側で中途半端なステロイドが危険という知識のみが先行し、医師の指示に従わずステロイド剤を使用せず、いつまでも症状が改善しないといったケースが目立っています。
ステロイド剤には確かに副作用がありますが、それは日常で使用するあまたの薬と同じであり、医師の指示さえ守れば症状改善に高い効果を示すのです。
昨今のステロイド剤を使用した治療は、受診患者側のステロイド剤が危険という固定観念を解除する事が重要な課題なのです。
ですから、どうしてもステロイド剤使用に対して不安がぬぐえない場合は、医師に診察してもらう際に、処方されるステロイド剤について不安を感じていることを率直に相談してみてください。
皮膚科医もステロイド剤は一般的に不安を与える薬として認知されていることは重々承知していますので、納得のいく説明をしてくれるはずです。
医師と使用するステロイド薬について正しく理解を認識をあわせ、信頼関係をもつ事で安心してステロイド剤を使用した治療を行う事がアトピー性皮膚炎治療の重要な第一歩なのです。
1.2.3 乳児湿疹
症状
乳児湿疹は以下のような症状が発生します。
- 皮膚が赤くなる
- ジクジクして汁が出る
- カサカサして剥がれてくる
- 赤いプツプツした突起物ができる
- 皮膚が固くなり、乾燥すると割れることがある
症状はアトピー性皮膚炎で起こるものと非常に似通っており、素人がアトピー性皮膚炎とただの乳児湿疹を見分けることは非常に困難です。
原因
乳児湿疹になる原因の多くは母乳にあります。
その母乳を作るための原材料であるママの食事で摂ったものが赤ちゃんの体に合わず、肌荒れとして出てきてしまうのです。
具体的には
- 油っこいもの
- 甘いもの
- 刺激物
- アレルギーの出やすいもの(卵・小麦粉・大豆・乳製品)
などを摂りすぎると母乳がマズくなったり、湿疹の原因になります。
特に乳製品はアレルギー反応が出やすく、産後になって日ごろからココアにして牛乳を飲んだり、チーズをのせたパンを食べたり
フルーツにヨーグルトをかけて食べたり、バター、生クリームたっぷりのケーキを食べたりした記憶のある方は恐らく母乳が原因です。
一般的な治し方
症状として出てしまっている患部に対して対処療法を取ると共に、原因となるママの食事を改善を行います。
患部に対する対処療法
患部は汁が出たり皮膚が乾燥して剥がれる状態になっていると汚れから炎症が広がる可能性があります。
一日に一度は必ずお風呂に入れ、患部を優しく洗って清潔に保ってあげます。
また、夏場に汗をかく場合はこまめに汗を拭いてあげましょう。
症状がひどい場合、医療機関を受診すれば症状を抑える薬を処方してもらえます。
ママの食事改善
原因に記載した
- 脂っこいもの
- 刺激物
- アレルギーの出やすいもの(卵・小麦粉・大豆・乳製品)
- 甘いもの
上記の物を採り過ぎないように食事メニューを設定してきましょう。
揚げ物を避け、煮物や焼き物を中心にメニューを作ります。
この際、調理時には香辛料やスパイスは控えめにします。
また、アレルギーの原因物質は可能な限り避けて代替できるもので栄養を補います。
特にアレルギー反応が強い乳製品は、カルシウムは小魚や小松菜、ひじき、ゴマなど乳製品以外で摂取します。
卵、小麦粉、大豆は完全に除去することは難しいと思いますので、可能な限り避けるようにします。
病院では教えてくれない裏ワザ
一般的に病院を受診して医師から指導される内容は「一般的な治し方」で記載した通り
炎症を抑えるために清潔を保つこと、症状がひどい場合には、症状を抑える薬を塗る事
そして原因となる食生活を改める事が伝えられると思います。
しかし、これだけでは乳児湿疹を完全に抑えることはできません。
なぜでしょうか。それは、処方される薬で症状が治まっても食生活を改める事が非常に困難だからです。
脂っこいものや刺激物を避けることはそう難しくありません。
しかしアレルギーの原因となる卵、小麦粉、大豆、乳製品は普段の食事に大量に含まれており
避けて食事を作ると、今度はママと赤ちゃんに必要な必要な栄養素が欠乏しやすくなってしまいます。
この為、乳児湿疹の原因物質を避けると今度は栄養不足で成長不良などを起こしてしまう可能性が出てきます。
これを解消するためには、母乳の栄養を簡単に補ってくれる食べ物を使用します。
赤ちゃんに母乳を与えている時期は、赤ちゃんに必要な栄養を母乳経由で与えるため、多くの栄養素をママの食事で摂取しなければなりません。
しかし、そこを乳児湿疹の治療のため、食事制限を行うと必要な栄養が不足してきます。
この栄養不足を補うために、母乳の栄養を簡単に補ってくれる食べ物が必要になるのです。
あなたは肌荒れが出たらクリームを塗って症状を抑えると同時にビタミンを多く摂ろうと果物、野菜ジュースやビタミン剤を摂ったりしませんか?
母乳の栄養を簡単に補ってくれる食べ物はまさにあなたが肌荒れを起こした時に摂るビタミン剤などと同じく、母乳に必要な栄養素をばっちり補い赤ちゃんの成長がしっかり成長することを手助けしてくれるのです。
もう、あなたはこの裏ワザの真意に気づかれたでしょうか。
そうなんです。乳児湿疹を治すための裏ワザとは、乳児湿疹治療の弊害で発生する栄養不良をしっかり補う事だったんです。
乳児湿疹は見た目にも痛々しい症状で、あなたは一刻も早く治してあげたい一心で日々のケアや食事の改善に取り組まれる事と思います。
しかし、単純にアレルギー物質だけを避けて食生活を送っていると必ず赤ちゃんの成長に必要な栄養素が不足します。
悲しいことに赤ちゃんのことを思って真剣に食事制限に取り組んでいる人ほどこの落とし穴にはまりやすいのです。
あなたがもし、赤ちゃんの肌を常にツルツルに保ってあげたいと考えているのであれば、食事制限と共に必ず母乳の栄養を簡単に補ってくれる食べ物をセットで取り入れる様に心がけてください。
おすすめの母乳の栄養を簡単に補ってくれる食べ物の詳細はこちらです。
乳児湿疹の原因と治し方 まとめ
乳児に起こる湿疹の分類
- 乳児脂漏性湿疹
- アトピー性皮膚炎
- 乳児湿疹
乳児脂漏性湿疹
- 症状
赤くなる、ジクジクする、カサカサになる - 原因
胎内にいるときにママからもらった女性ホルモンなどの排出 - 一般的な治し方
4か月ほどすれば排出が終わり自然に治る。
一日一度はお風呂に入れ清潔に保つ - 病院では教えてくれない裏ワザ
アトピタシリーズを使用してお風呂で受ける刺激を最低限まで下げる
アトピー性皮膚炎
- 症状
赤くなる、ジクジクする、カサカサになる、赤いプツプツした突起ができる、皮膚が固くなり割れることがある - 原因
アレルギー物質に対する抗体の過剰反応 - 一般的な治し方
ステロイド剤を中心とした薬物治療 - 病院では教えてくれない裏ワザ
医師に使用するステロイドに対する不安を正直に話し信頼関係を持って治療に臨む
乳児湿疹
- 症状
赤くなる、ジクジクする、カサカサになる、赤いプツプツした突起ができる、皮膚が固くなり割れることがある - 原因
ママの食事に含まれるアレルギー物質などが母乳経由で赤ちゃんの体に伝わってしまうため - 一般的な治し方
患部を清潔に保ち、ママの食生活を改善する - 病院では教えてくれない裏ワザ
食生活を改善する以外に、母乳の栄養を簡単に補ってくれる食べ物を摂取し成長に必要な栄養が不足しないようにする(詳細はこちら)