現在、結核予防であるBCG定期接種の接種時期は生後3か月から6か月未満となっています。
この対象年齢を生後1歳未満に引き上げ、標準的な接種時期を生後5か月以上8か月未満とすることを厚生労働省が決めました。
法改正をし、早くて平成25年4月から変更されるようです。
接種時期が変更される理由は2つあります。
副作用の報告が増えた
平成17年に、それまで4歳未満だった接種時期が生後6か月未満に変更されました。そのことで結核の患者数は減少しましたが、生後3か月から4か月の乳児を中心に副作用の報告が増加。
予防接種の種類が増えた
近年、ヒブ・ロタ・肺炎球菌といった予防接種の種類が増え、全て接種しようとすると過密スケジュールになったり、接種時期を逃してしまうといった問題点が出てきました。
このような問題を解決する為に、BCGの接種時期が見直されることとなったそうです。
親の立場からすると、コロコロ予防接種の方針が変更されると正直戸惑いますね。特に変更時期の前後に接種しようとしている方は、本当に悩みの種だと思います。
かかりつけの病院の先生ともじっくり相談し、納得いく形で予防接種をすすめていきましょうね。