ある日突然、赤ちゃんがおっぱいを飲む時間が極端に短くなったらとても心配ですよね。
赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなる原因は主に3つあり、それぞれに対処方法が異なります。
でも大丈夫ですよ。
対処法さえしっかりこなせばまた、あなたの赤ちゃんはコキュコキュおっぱいを沢山飲んでくれるようになります。
1. 赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなる原因
赤ちゃんがなぜおっぱいを飲まなくなってしまったのか、思い当たることはありますか?
何も特別なことはなく、普段通りに過ごしていたとしても急におっぱいを飲まなくなることがあります。
まずは、その原因を探ってみましょう。
1.1 赤ちゃんが未成熟である為
生後2,3か月までは、赤ちゃんはお腹いっぱいの感覚がうまくつかめていません。
お腹が空いたという欲求が生じれば一度は泣くのですが、少し母乳を飲んで小腹が満たされると
まだ、お腹がいっぱいになっていなくても続きを飲むのを忘れてしまう事があるのです。
1.2 赤ちゃんが成長して飲むのが上手になった為
生後2,3か月を過ぎると、次第に赤ちゃんはおっぱいを飲むのが上手になってきます。
実はおっぱいはしっかり吸ってもらうと授乳開始から5分から10分程度で全体の8割程度が出てしまうのです。
つまり、今まで吸う力が弱く、時間がかかっていたけれど吸う力が付くと10分から15分程度で飲み終わってしまう事が出来る様になるのです。
この場合は、赤ちゃんの正常な成長の証ですので特に対応は必要ありません。
1.3 おっぱいが不味くなっている為
赤ちゃんの主食はおっぱいです。来る日も来る日もおっぱいを飲んでいます。
おっぱいの味に関してはだれにも負けません!そう、赤ちゃんはおっぱいソムリエなのです(笑)
そんなおっぱいソムリエである赤ちゃんは、ママのおっぱいが不味くなった事を敏感に感知します。
少々の変化なら、お腹が空いていることもあり、少し変な顔をしつつも飲んでくれるのですが
お腹が満たされてくると味が気になり出し、急に飲むことをやめてしまいます。
2. おっぱいを飲まない場合の対処法
あなたの赤ちゃんがどの原因でおっぱいを避けてしまうのかわかりましたか?
ここからは、実際にトラブルの原因を解消する方法について見ていきましょう。
対処法をきっちり実践すればあなたの赤ちゃんも、元気におっぱいを飲むようになってくれますよ。
2.1 赤ちゃんが未成熟である場合の対処法
もし赤ちゃんの月齢が2か月、3か月で、いつも通り機嫌よく元気なら、
急に授乳時間が短くなったとしても問題ありません。
赤ちゃんは生後2,3か月ごろになると、自分の食欲に合わせて飲む量をコントロールできるようになってきます。
赤ちゃんが元気だったら何も心配はいらないので、赤ちゃんがほしがる分だけ飲ませてあげて下さいね。
2.2 おっぱいが不味くなっている場合の対処法
おっぱいが不味くなる原因は主に三つあります。
- 飲み切れていない母乳が乳房の中で劣化してしまっている
- 乳腺炎になっている
- ママの食事が母乳にあっていない
2.2.1 飲み切れていない母乳が乳房の中で劣化してしまっている場合
母乳には賞味期限があります。購入したものではないので賞味期限シールが貼られているわけではないのでご存じない方も多いかと思います。
具体的定められているわけではないのですが、乳房の中で生成されてから1日も経つと大きく劣化して味が落ちてしまいます。
毎回、すべての母乳が飲みつくされれば良いのですが、乳房の下側など母乳が残りやすい位置で同じ母乳が留まっていると
次第に劣化し、たまたまそれを飲んだ赤ちゃんが、嫌がってしまう事があります。
これを防ぐためには、赤ちゃんが飲み残して寝てしまった後、自分でおっぱいを絞って残りを出してしまうと良いでしょう。
特に乳房の下側にはおっぱいが残留しやすい為、下から押し上げる形で絞ると良いですよ。
2.2.2 乳腺炎になっている
飲みきれない母乳が溜まった状態が続いていると、乳腺炎にかかってしまう事があります。
乳腺炎は古くなった母乳などが原因で乳房の中に細菌が繁殖することで乳房が炎症を起こしてしまう病気です。
母乳を生み出す乳腺が炎症を起こしてしまうので、おいしい母乳を作ることが出来なくなってしまいます。
こうなってしまうと、乳腺炎を治さない限り、おいしいおっぱいが出なくなってしまいます。
乳腺炎の治療には
- 余分な母乳を出すように心がける
- 食事の改善
の二つが重要な解決策となります。
乳腺炎については『本当は恐ろしい乳腺炎の影響と3つの根本的な治療方法』に詳しくまとめてありますので
参考にしてみてください。
2.2.3 ママの食事が母乳にあっていない
おっぱいソムリエである赤ちゃんが喜んでこきゅっこきゅっと飲んでくれる母乳を出すためには
母乳が美味しくなるための食事と摂らなければなりません。
避けるべき食事は、脂っこいもの、刺激物、甘いもの、アレルギー性食物(小麦、大豆など)です。
これらを避け、主食は米、そして魚・野菜・海藻といった食材で和食を食べる様に心がければ美味しいおっぱいが作られます。
しかし、毎日の育児で母乳に良い食生活を送るのはとても大変なことです。
実は私も元保育士でありながら料理にも自信があったので、母乳によいとされる食事を心がけたのですが
赤ちゃんのお世話に普段の家もこなして料理も完璧にという訳にはいかず
授乳時に赤ちゃんが暴れて母乳を飲むのをすぐにやめてしまうようになってしまいました。
つまり、母乳に良い食事は気を付けていてもなかなか難しいものなのです。
ちなみに、私はママ友から教えて頂いた『母乳育児に効果的なアイテム』を使うことで簡単にトラブルを解決することが出来ました。
もしあなたが母乳に良い食事を作り続けることに不安がある様であれば『母乳育児に効果的なアイテム』を参考にしてみてくださいね。
急に授乳時間が短くなった場合のまとめ
赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなる原因
- 赤ちゃんが未成熟である為
- 赤ちゃんが成長して飲むのが上手になった為
- おっぱいが不味くなっている為
おっぱいを飲まない場合の対処法
- 赤ちゃんが未成熟である場合の対処法:対処不要
おっぱいが不味くなっている場合の対処法
- 飲み切れていない母乳が乳房の中で劣化してしまっている
- 余った母乳を外に出す
- 乳腺炎になっている
- 余分な母乳を外に出す、食事の改善
母乳に良い食事のキープが難しければを『母乳育児に効果的なアイテム』使ってみる