なぜか、片方のおっぱいは飲むのに、反対のおっぱいは嫌がって飲まない、なんて赤ちゃんがよくいます
嫌がって暴れたり、大泣きしたり、のけぞったり、おっぱいを叩いてきたり、乳首を噛んだり・・・
それは以下のような原因かもしれません。ぜひ確かめてみて対応方法をためしてみてください
授乳時に片方のおっぱいを嫌がって飲まない原因と解決策は?
原因1:姿勢が嫌
お母さんが赤ちゃんを抱っこするのに得意な腕と、不得意な腕がありませんか?
飲まないほうのおっぱいは、実はお母さんが抱っこ不得意の腕のほうのおっぱいではないでしょうか?
抱っこの形や赤ちゃんの姿勢が不安定で、赤ちゃんが落ち着いて飲めないから怒っているのかもしれません。
(ちなみに私は右腕で抱っこや授乳するのが苦手で、右のおっぱいを飲んでもらえないことがよくありました・・・)
また開通している乳腺の位置と、飲む姿勢とがマッチしていなくて飲みづらくて嫌がっている可能性もあります。
解決方法
抱き方を変えてみる(横抱き、縦抱き、フットボール抱き、頭の位置をずらしてみるなど)、
授乳クッションを使う or 外す、などして、赤ちゃんが飲みやすい位置を探してあげてみてください。
原因2:母乳の出が悪い
片方は乳腺がきちんと開いていて母乳がよく出るけど、もう片方は開いていなくて出が悪い
乳首のほうで詰まっていて母乳が出てこれない、ということがあります。
出ていないほうのおっぱいがパンパンに張っている場合
母乳の生産はされているのに外に出られずたまっている状態です。
このままだと乳腺炎などのトラブルにつながるので要注意です。
解決方法
・おっぱいマッサージ
痛みを伴うかもしれませんが、頑張っておっぱいマッサージをして母乳が出るようにしましょう。
母乳の生産があれば本当にあともう一息!
私も下の子の出産後母乳が出なくて(1人目は母乳だけでいけてたのですが・・・)助産師さんに見ていただいたら、
『先(乳首)のほうが詰まってるから、母乳が出て来れないんだわー』とマッサージ開始。
グリグリに乳首をマッサージされまくり、激痛のために出てくる涙をこらえ、痛いー!!!
と絶叫しそうになるのをこらえたらビュービュー出るようになりましたー
・母乳の出が良くなる食べ物を摂る
母乳の出が悪くなる原因は詰まっている以外に母乳の生産が上手くいっていない場合もあります。
生産量が足りないと両方のおっぱいがフル稼働せず、片方しか出ない事が有ります。
おっぱいマッサージをやれば改善されると書かれている育児書は多く、間違いではないのですが
正直面倒です!(笑)ただでさえ育児や家事でいっぱいいっぱいなのに
毎日何度もしっかりおっぱいマッサージをしている暇が無いのが実情です。
あなたがもし、おっぱいマッサージをする暇がない、またはおっぱいマッサージでの改善に限界を感じた場合は
誰でも簡単に母乳の出が良くなる食べ物を摂る事で母乳の生産量を劇的に増やしましょう。
実際、私も母乳トラブルにあったときに誰でも簡単に母乳の出が良くなる食べ物を摂ることで
1週間でトラブルを克服し完全母乳での育児を達成した経験があります。
誰でも簡単に母乳の出が良くなる食べ物の詳細はこちら
原因3:母乳の出が良すぎる
すごくたくさん母乳が出るおっぱいでも赤ちゃんが飲んでくれないことがあります。
出る勢いがよすぎて、赤ちゃんが思ってる方向とは全然違う方向にビュービューとなると、飲むのが大変なんです。
おっぱいをくわえていたら喉のほうにビュー!と母乳が飛んできてむせるので怒っているのかもしれません。
解決方法
授乳の前に少し母乳を絞って、出る勢いを落とすといいですよ。
この一手間で赤ちゃんが落ち着いて飲むことができます。
また月齢が低い(主に生後3か月くらまで)ために飲むのが下手で
母乳の出が良いおっぱいだと飲むのが追いつかなくて嫌がる場合があります。
この場合は月齢があがるにつれ飲むのも上手になって、飲むのを嫌がることもなくなるでしょう。
原因4:乳腺炎
乳腺炎になりかけのおっぱいの味は美味しくなくなってしまうんです。
赤ちゃんは敏感にそれを感じとって、『マズイおっぱいは飲みたくない!!』と、そっぽを向いてしまうこともあります。
お母さん自身が乳腺炎になりかけていることに気付いていなくても、赤ちゃんには味で異変を感じ取ってしまいます。
解決方法
乳腺炎につながってしまう原因を取り除く必要があります。
主な原因には以下があります。
- 生活習慣
- 食事
- 授乳スタイル
- 授乳方法
- 授乳間隔
生活習慣の改善
ストレスをなるべくためず、できる限り体を休める時間を確保し、体をしめつける服や下着は着用せずゆったりとしたものを着ましょう。
食事の改善
油っこいもの・刺激物・甘いもの・アレルギーの出やすい食べ物(牛乳・小麦・卵など)を食べ過ぎないように注意しましょうね。
良いおっぱいを出す基本は、主食は米、そして魚・野菜・海藻といった食材で和食をいただきましょう。
おすすめはご飯&豚汁、もしくは豚汁なみに具だくさんの味噌汁です。
野菜も肉もたっぷり入って栄養満点、汁で適度に水分も補給できるので
大鍋にたっぷり作っておけば忙しくても温めるだけで食べられますよ。
しかし、上記の様な食事法はどこの産院でも同様の指導をしていますが
実は効果が出ないことが非常に多いのです!
どれ程、気を付けて生活を送っていても完璧に過ごすことは難しいのです。
その原因は「正しい食生活を送るのは難しい」、「効果がすぐに現れにくい」、「面倒!」の3つが関連しています。
何を隠そう、私も食生活には自信があり最大限気を付けていたにも関わらず乳腺炎にかかってしまいました(涙
しかし、簡単に母乳に必要な栄養を摂ることができる食べ物を使い始めたおかげで
簡単に乳腺炎を克服し完全母乳で育てることが出来ました。
あなたがもし、乳腺炎に悩んでいて、食生活の改善が難しいと思うようであれば
簡単に母乳に必要な栄養を摂ることができる食べ物を試してみてください。
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授乳スタイル
気を付けるべきは添い乳です。
添い乳は赤ちゃんのおっぱいのくわえ方が浅くなるので、母乳がおっぱいに残りやすく、乳腺炎になる元です。
出来る限り添い乳ではなく、しっかり抱っこをして赤ちゃんに飲んでもらいましょう。
授乳方法
片方のおっぱいだけ長い時間飲ませて、もう片方を飲ませる前に赤ちゃんが寝てしまう、などを防ぐために、左右のおっぱいをバランスよく飲ませることが大事です。
飲んでもらえなかったおっぱいを放置しておくと、残った母乳がおっぱいの中で時間経過とともに質が低下していき、乳腺炎の元になるので要注意です。
左右5分ずつ、あるいはもっと短時間で逆側に移動させて、出来る限り1回の授乳で両方のおっぱいを飲んでもらうようにしましょう。
授乳間隔
母乳の出が良く赤ちゃんのお腹が満たされていて、まとめて睡眠をとってくれるような場合が要注意なんです。
特に夜間にぐっすり寝てくれるなら、お母さんもゆっくり睡眠がとれるのでラクなんですが、授乳の間隔が開きすぎると、溜まり乳の人はおっぱいの中で母乳の質が低下していきます。
無理矢理赤ちゃんを起こすまでは必要ないですが、授乳の予定時間を過ぎておっぱいが張ってきたら軽く搾乳するなど工夫して(逆にしぼりすぎも禁物!)、乳腺炎になることを防ぎましょうね。
原因5:乳がん
稀なケースですが、お母さんの乳がんが原因で赤ちゃんが片方のおっぱいしか飲まない、ということがあります。
お母さん自身が気がついていなくても、赤ちゃんが母乳を飲んでくれなくて気付くこともあるんです。
解決方法
原因1から4までのケースに当てはまらなくて、もしかして・・・と思った方は一度乳がん検査を受けてみましょう。
早期発見できればそれだけ早く治療できますし、検査結果が何もなければ安心ですものね。
片方のおっぱいを嫌がって飲まない原因と解決方法 まとめ
それでは、原因と解決方法をまとめます。
- 原因1 姿勢が嫌
抱き方を変えてみる。クッションを使ってみる。
- 原因2 母乳の出が悪い
おっぱいマッサージ
母乳の出が良くなる食べ物を摂る(詳細はこちら)
- 原因3 母乳の出が良すぎる
少し絞ってからあげる
- 原因4 乳腺炎
生活習慣の改善
食事の改善(詳細はこちら)
授乳スタイルの改善
授乳方法の改善
授乳感覚の改善
- 原因5 乳がん
原因1から4に当てはまらなければ診察を受ける