調乳に適した温度が昔より上がっていることはご存知でしょうか?
2007年、世界保健機関(WHO)及び国連食糧農業機関(FAO)のガイドラインを受けて
厚生労働省が70℃以上のお湯で調乳することをすすめ始めました。
粉ミルクの製造工程で無菌にすることは困難であり、また、開封後に病原微生物に汚染されるおそれもあることから、菌や微生物を殺菌することのできる高温のお湯で調乳をしましょう、とされたのです。
それまでは50℃から60℃くらいのお湯での調乳が適温とされていて
高温のお湯で調乳すると粉ミルクの栄養が壊れてしまう、と言われていました。
が、粉ミルクを販売しているメーカーの説明によると
栄養素については、熱に弱いビタミンやラクトフェリンなど影響を受けるものはあるが、必要量は十分配慮していて高温調乳により栄養成分が不足する心配はない
とのことなので、しっかり高温のお湯でミルク作りをしましょうね。
ちなみ余談ですが・・・
冷凍母乳を解凍する時は、高温のお湯で湯せんやレンジでチンとすると、母乳の栄養が壊れてしまいます。
この話と調乳の話がごっちゃになってしまって、未だに調乳温度について誤解している人が多い原因の1つになっているのではないかな・・・と思っています。
冷凍母乳を解凍する際には
50℃から60℃くらいでゆっくり湯せんでとかして、その後40℃くらいで人肌まで温めてから飲ませてあげると良いとのことです。
ところでこの高温調乳。
2007年に普及啓発され始めたので、まだ最近の話ですよね。
おじいちゃん、おばあちゃん世代の頃の調乳温度と違うので、きっと口出しされるママさんも多いことでしょう
そんな時は厚生労働省のHPのコチラを見せたり
出産した産院での調乳指導の際にパンフレットや説明書をもらえると思うので、それを見せてあげてください。
公的機関が出しているものを見せれば、今と昔での当たり前が変わってきているということを、ママの立場を悪くすることなく理解してもらえるのではないかなと思います。
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