子育てでは色々な悩みがつきものですが、2歳のイヤイヤ期に手こずる方が多いですよね
保育園勤務の際にも親御さんに相談されることが多かったです。
色々物事を理解してきて、言葉も話せるようになってきた。
出来ることも増えてきた。
でも子ども自身が思っているより実際には想いを言葉にできず、やりたいと思ったことが上手にできない。
また今まではお母さんと自分は一心同体と思っていたり、
自分が望むことはお母さんが何でも叶えてくれて・・・という安心感を感じていました。
でも成長と共に自分とお母さんは別の人間であることに気付き、
自己主張をし、反発をしてくる・・・というのがこのイヤイヤ期なのです
あれもイヤ、これもイヤ、ぜーんぶイヤ
正直な所、朝から晩までイヤイヤばっかり聞いていたらうんざりしますね
結局お前はどうしたいんだー
と実際には言いませんが、心の叫びが漏れてしまいそうになることが私にもありました・・・
イヤイヤ期の対策は色々あります。
子どもさんによって、
また日によって色々対策を変えて試す
ことで、イヤイヤ期を上手に乗り越えていきましょう
対策1:受け止める
はい、いきなり難しいですね(笑)
毎日毎日イヤイヤ言われてて穏やかに対応できるかーもう我慢の限界だー
なんてこともあるかもしれません。でもまずは落ち着いて深呼吸です。
『イヤ!』と言われたら
『そうかーイヤなんだね』と対応。たったそれだけの対応でも子どもはイヤという気持ちを分かってもらえたと納得するようです。
対策2:時間が許す限りやらせてあげる
自分で、自分で
と何でも自分でやりたがるのがこの時期。
靴を履かせてあげたら自分でって言ってやり直そうとする、など日常茶飯事ですね。
何でもやるにはまだ上手ではないし、時間もかかるし、ついつい大人が手を出してしまいます。
ここをグッと堪えて見守ってあげましょう。
出来た時の満足感につなげてあげると良いと思います。
あと完全に放っておくのではなく、最初のうちは気付かれないようにさりげなく手伝う、というのも手です
大人の都合でスケジュールを組むと、どうしても時間に追われてしまいます。
例えば・・・
時間のない中で子どもがイヤイヤを言う
↓
叱って大人の都合に合わせさせる
↓
気持ちを汲んでもらえなかったと子ども大泣き
↓
大人もイライラ
という悪循環に陥ります・・・
ゆったりしたスケジュール調整でのんびり子どものやることを見守ってあげましょう。
対策3:気持ちを前へ向かせてあげる
対策2を読んでこう感じるお母さんがいらっしゃることでしょう。
時間の許す限り、と言っても大人にも都合があるのよ!と
うんうん、もちろんです。
見守る時間を確保するのにも限界がありますよね
大人はやることや用事がたーーーくさんありますものね
ということで子どもの気持ちを切り替える作戦も考えてみましょう
今やっていることが終わったら、次はこんな楽しいことが待っているよと
近い未来のことをイメージさせてあげると良い場合があります。
この時、物で釣る(お菓子やおもちゃなど)のは私個人としてはオススメしません。
それが習慣化してしまうと後々大変ですからね。
一緒に遊ぶということや、
綺麗な景色を見られるということ、
好きな乗り物(電車やバスなど)を見に行こう、
など子どもの気持ちを切り替えて前へ向かせてあげる手法もぜひお試しください
対策4:選択肢を提示する
『AとBだったら〇〇ちゃんはどっちがいいかな?〇〇ちゃんが決めてね』
と、子どもが自分で考えて決定できる状況を作るのもオススメです。
大人が一方的にこうしろ、ああしろ、なんてのはイヤだ!なんて子には効果テキメンです。
この選択肢が、割と大人の都合に合わせたものであって、実は主導権は大人にあったりしても、
子どもは「自分で考えて決めた」ということでスンナリ納得してくれる場合が多いです。
(どっちもイヤ!なんてことも多々あるもんですが・・・)
この方法は2歳のイヤイヤ期ならではです。
もっと知恵がついてくると大人が主導権を握っていることに気付きますから、その時はまた別の方法で対応しましょう
対策5:抱きしめる
何をやってもダメ、どうしようもない・・・
という時もありますよね。
子どももイヤだイヤだと言い続けているうちに、訳が分からなくなってくることがあるようです。
大人も子どものキンキン声や泣き声にウンザリして、つい声を荒げてなんてこともありますよね。
もうそんな時は肩の力を抜きましょう。
そういう日もあるんです。
そしてぜひ子どもさんを抱きしめてあげて下さい。
子どももイヤだばっかり言って興奮していますから、抱きしめてもらえればホッとするでしょう。
大人も子どもも落ち着いたら、またゆっくりやり直せば良いのです